シンシア・エリヴォの幼少期・デビュー当時・現在までを振り返る
ロンドン南部で育った一人の少女が、アカデミー賞ノミネート女優、そしてブロードウェイの女王として世界に羽ばたいた感動の軌跡──
シンシア・エリヴォをご紹介してまいります。
シンシア・エリヴォの幼少期
シンシア・エリヴォ。1987年1月8日、イギリス・ロンドン南部のストックウェルにて誕生。
ナイジェリア系の家庭で育ち、母は看護師。ロンドンでも比較的貧しいエリアで、決して裕福とは言えない環境で幼少期を過ごします。
それでも幼い頃から歌うこと、演じることが大好きだったシンシアは、教会の聖歌隊に入り、舞台にも立つようになります。
10代の頃には「人と違う」と感じながらも、いつか自分の声で世界を変えたいという強い気持ちを抱えていたといいます。
シンシア・エリヴォのデビュー当時
大学では一度心理学を学ぶものの、自らの情熱に素直になり、名門ロンドン王立演劇学校へと進学。
本格的に女優としての道を歩み始めたのです。
2013年、ロンドンでのミュージカル『カラー・パープル』でセリー役に抜擢されたシンシアは、その演技と歌唱力で高い評価を得ます。
そして2015年、ブロードウェイ版に同じ役で主演すると、そのパフォーマンスは観客の心を揺さぶり、瞬く間に話題の中心に。
この作品で、トニー賞、グラミー賞、そしてデイタイム・エミー賞という三冠を達成。
その名を一躍、世界中に知らしめることになります。
2019年には、実在の奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの半生を描いた映画『ハリエット』で主演を務め、アカデミー賞主演女優賞と歌曲賞にノミネート。
自身が作詞・歌唱した主題歌「Stand Up」は、彼女の魂の声として多くの人々に届きました。
その後も『ピノキオ』や『カオス・ウォーキング』などに出演し、映画界でも確固たる存在感を放ちます。
シンシア・エリヴォの現在
そして2024年──
彼女にとって最大の挑戦が訪れます。
それが、あの伝説のミュージカル『ウィキッド』の実写映画化。
彼女が演じるのは、自由と信念を貫く“緑の魔女”エルファバ。
アリアナ・グランデ演じるグリンダとの共演は、まさに夢の舞台であり、世界中の注目を集めました。
この作品を機に、彼女はゴールデングローブ賞、アカデミー賞、英国アカデミー映画賞など多数の主要賞にノミネート。
名実ともに「次世代のミューズ」としての地位を確立しました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ロンドン南部からハリウッドへ。舞台からスクリーンへ。
あらゆる境界を越え、表現という武器で世界を照らす女性──シンシア・エリヴォ。
その声は、叫びであり祈りであり、そして希望。
誰もの心を震わせることができる力が、彼女にはあるのでしょう。
最後までこのブログを読んでいただきありがとうございました☆ミ
コメント